ガチャの罠
買い物の途中で休憩しておりましたら、ガチャ(地域によってはガチャガチャとかガシャポンとか呼ばれるアレ)を指差して大騒ぎする長女はーこ。
「これっ!これっ!これっ!これっ!これほしっ!これほしっ!これほしっ!これほしぃぃぃぃぃぃぃっ!」
もの凄い勢いで欲しがっております。
どうやら小さなサイズのテディベアのようなもの。
ピンクや水色や綺麗でかわいいクマさんです。
私「好きな色は当たらないかもしれないよ?」
長女「いーの!」
ガチャの値段を見ると、100円。手に入らないものがあることも教えなければならないが、これくらいならいいか。
よしわかった。100円ならとうさんがポケットマネーで買ってあげるよ。
それっ!
なにこれかわいくない。
いやいやいやいや見た感じこんな黒一色の子は見えなかったよ?
だめだよこれじゃ長女はーこは納得しない!私だってしない!
好きな色どうこうのレベルじゃないよ。漆黒だもの。
長女はーこの、苦虫を嚙み潰したような顔!見て!最近で一番微妙な顔してるよ。
よしわかった。落ち着け。大丈夫。肉眼ではもう可愛い子しか見えない。大丈夫。
もう100円くらいお父さんのポケットマネーでいけるさ。
それっ!
よう兄弟!
増えた―!
いやいやいやいや、え?
いやいやいやいや。
…え?
なんだコレ。これは酷いじゃないか。確かに落ちてくるガチャがどれかまでは見えないけど、黒なんて一つも見えてないよ?漆黒?2連続?
どこかで誰かカメラセットしてモニタリングとかしてないよね?
よーしわかった!もうここは大人の財力を見せてやろうじゃねぇのよ。
300円目、投入じゃ!
それっ!
カワイイのきたー!
BABYMETAL編成?ってことでいい?
ようやく長女はーこの顔が晴れました。よかったよかった。
しかし、長女はーこの引きの弱さというか運というかそういうのも遺伝するのでしょうか。
ギャンブルだけはさせてはいけない子です。間違いなく。引きが弱すぎる。