お金クダサーイ!から考える
何やらジッパーを開ける音がしたので音がする方向を向いてみると、長女はーこが私の財布から小銭を取り出そうとしていました。
「だめだよ!これはとーさんのよ!」
そう言って取り上げたところ、「お金!お金クダサーイ!」と言って泣くのです。
頼む、もうちょっとトーンを抑えておくれ。お風呂での「ヤメテクダサーイ!」もそうだけどご近所の人に何かしら疑われる。どこで覚えたの!?
しかし、そういえば何故だめなのだ?あれ?解んない。
お金が欲しいと思う事自体は間違っていないような気がする。
一旦100円玉を取り出し、長女はーこに「大切にしてね」と言って渡して、考えます。
うーん。これはむしろ、お金とは何かをちょっとずつ教えるチャンスだったのでは?
だけど、お金って…お金って何だっけ?
長女はーこは、100円玉を右手に持ち、銀行でもらった貯金箱を左手に持ち、嬉しそうに小躍りをしております。
おお、「貯金箱にはお金を入れるものである」ということは理解をしているのですね。なんだか感動。
そもそも何故私は「お金とは?」を即答できないのか。
それは、教えてもらったことが無いからでした。
これはイカン。学校でも教えてもらった記憶がないぞ。
貯金箱に100円が入るのを見届けつつ、まずは自分がお金について勉強し、理解なければと強く思ったのでした。