すえをブログ

育休を11ヶ月取得して「ほぼワンオペ育児」を経験したおっさんの、育児を中心とした日記です。現在は私も嫁も復職しました。毎日更新したいのですが、育児の隙に数日分まとめて更新することもあります。もしも育児に余裕が生まれたら、育児以外のことも書いてみたいと思っています。書けたらいいなぁ。

育休を取得する夫が必ずやっておかなければならない事

正直、うちの例で言うとまだ充分ではなく、今も私が教えを請うてばかりですが、「夫が育休を取得する」と決めたならやっておかなければならない事があると思います。

 

それは、「育児と家事に何があるかを列挙し、明確にする会議を妻と行うこと」です。夫婦揃って取得する期間があるのなら、その上で分担についても話し合うべきですかね。そう思います。

 

私は面倒な夫でした。家事について嫁から言われた事を「なんだよウゼェな」と思うこともよくありましたし、基本的に家庭の時間は私中心に合わせていました。炊事洗濯は子供が生まれる前から大半を私が受け持っておりましたが、何か言われようものなら「やってんだから文句言うなし…お前がやれし…」と思うほど。最近はネットの情報で同じような男性について書かれている記事を見ては「あぁ、これは私のことだわ」と反省するばかり。他所のご家庭の事だというのに、愚痴アカウントを見る度に「orz」ってなる。今は自戒を込めてそういう記事をあえて読むようにしてますけども。

 

長女はーこが生まれ、少し変わりました。たぶん。変わったんじゃないかな?今思えば、長女はーこの時も事前にがっつり話し合って、私が育休を取得すべきでしたけど後悔先に立たず。勿体なかった。

家で何をやっているのかを聞いてみたり、予防接種のタイミング(これ今でもよく分からなくなる)について教えてもらったり。

 

今の世の中、メディアに出てくる男性育休取得は、取得率をただただ上げることを目的にしているのか、「育休中に資格を取得しよう!」とか、「旅行へ行こう!」とか、なんだか「育休ってのは楽なもんなんですよ?」みたいに取られかねないような情報が流れてますけど、あんなもんスーパーお母さんやスーパーお父さんでないと無理よ!?

一人で幼児二人を見る生活のどこに勉強や遊びの計画を差し込めるというの!?ダレカオシエテ?

 

話がだいぶ逸れてしまいましたけども、そもそも日本の大半の男性というのは面倒に育てられていると思います。夫は一家の大黒柱であると教えられ、稼ぐことが使命と叩き込まれ、何故かそれを全うしてさえいれば家庭の中では一番偉い立ち位置で良いという。そして、一番偉い立ち位置と思っているのだから指示・指導されることを嫌います。たまに良かれと思ってやった家事の作業をダメ出しされようものなら途端に不機嫌です。それでも聞く耳を持って数回で直るなら良いですが、面倒になって段々と家事から遠のいていくことでしょう。

もしも、もしもです。そんな夫が家事・育児について何も知らないままに育休を取得したとする。今はまだ取得率が低いから、「よく取ったね、すごいね」なんて周りから言われるかもしれない。天狗になる夫。そして、夫婦二人で育児に向かう。その時夫は…口だけ出したりする。これが1人目の子であったとして、産後間もないボロボロの体の妻の横で、「ねぇ!子供泣いてるよ?どうすればいいの?抱っこ?お母さんが抱っこしてあげて?」とか、「うんこしてる!お母さん替えてあげて?」なんていうテンパった夫に飽きれる奥様。

溜まり続ける奥様のフラストレーション。あぁ、良かれと思われた夫の育休取得。子供ではなくただただ奥様の心の中に爆弾を育てただけ。

 

みたいなのが目に浮かびます。そうか、私が長女の時に育休取得してたらそうなってたかも知れないなはっはっは。ダメ夫だ。

 

そんな状態で夫の一人育休状態になんてなったらどうなっちゃうんでしょうね?想像するのもちょっと怖い。

 

ですので、まずは育児がいかに楽しく、そして過酷であるかを夫婦間で話し合うのです。まだ産前であれば先輩方に話を聞くのも良いでしょう。

私の場合は予防接種のシビアさに驚いて、そこから段々と育児についての情報を尋ねていきましたね。全然応じてくれない夫さんの場合は、好きそうなジャンルに絡めて例えて話をしていくと良いかもしれません。

「赤ちゃんに食べさせてはならないはちみつの成分について」とか、「うんこの色について」とか、「地域の小児科の評判と先生のモノマネ」とか。

なんでわざわざそんな手を尽くさなきゃならんのかと思いますよね。本当に男ってめんどくせぇ。あぁめんどくせぇ。

 

夫は、もし夫婦で共に育休を取得するとしても基本自分が全部やるつもりでいるといいと思います。マックスの大変さを想像しておけば心が折れにくいです。

私は想像力が乏しかったので、業務量が想像を超えてしまって今まさに心が折れかけていると思いますが、折れる暇すら与えてもらえません。大変。育児。

 

今でこそ、平日の昼間は私一人で育児をしておりますが、正直出来ているという自信はないです。常に何かが抜けているのではないかと不安になります。

 

ちょっとでも育休取得を考えている男性がいれば、まずは奥様と家庭のことについて話をすることをオススメします。コミュニケーション出来る環境作りが大事。たぶんそこは仕事だって一緒。